本日4月1日、首都大学野球春季リーグ戦が開幕を迎えます。監督就任以来『人間力野球』というテーマのもと、『勝ちにふさわしい選手、勝ちにふさわしいチームとなって勝つ』ことを目標に日々取り組んでまいりました。

     これまで、２００名を超えるチームのマネージメントを恩師である上平雅史先生から継承し、勝負に対する心構えを前監督の筒井崇護先生に学びました。
   監督就任後は、戦略、チームプレーを元横浜高校野球部部長の小倉清一郎氏に教授いただきチームを確立し、昨年の優勝を含め3度リーグ優勝をすることがで来ました。しかしながら、これまでの監督8年間の中で連続で優勝したことはありませんでした。

    更にチームがランクアップするために、連続で優勝できるチームの仕組み作りを進める必要性を感じました。そんな時、同じ歳で日本のスポーツ界をリードする株式会社ドームCEO、そして法政大学アメリカンフットボール部監督でもある安田秀一氏と話をする中で多くの学ぶチャンスをもらい、沢山の影響を受けました。その中で、最も影響を受けたのは大学ラグビー界で前人未到の大学選手権8連覇を達成し常勝チームを作り上げている岩出雅之監督と出会いでした。勝ち続けるチーム、負けない組織作り、人間形成を優先した指導、また、岩出監督が提唱、実践する『体育会イノベーション』など多くのことを学ぶことができ、日本体育大学野球部に積極的に取り入れてまいりました。まだまだ成長途中でありますがチームは確実に進化してきております。

     今年度、すぐに結果が出るほど勝負の世界は甘くはないと心得ていますが、部員たちは私の理想、これまでの概念をひっくり返したチーム作りに不平不満を言わずついて来てくれています。この部員たちの為にもこの春季リーグ戦は、彼らの取り組みのお披露目の舞台だと考えております。このリーグ戦で更に進化した日本体育大学野球部のグランド、スタンドが一体となった戦いで戦い抜きリーグ優勝を勝ち取り全国制覇を目指し全力で戦ってまいります。

  ご声援の程よろしくお願い申し上げます。

日本体育大学野球部
監督 古城隆利